☆本日の紹介品
・SBDC101 SBDC103 SBDC105 SBDC107
〇SBDC101 SBDC103 SBDC105 SBDC107が発売になりました
2020年春の新作として、ファーストダイバーリイシューのSBDC101 SBDC103 SBDC105 SBDC107が発売となりました。
2017年に発売になったSBDC051が、セイコー初のダイバーズウォッチ「ファーストダイバー」を現代版デザインとして発売されました。そして、3年後の2020年にかなり近いコンセプトとなる本作が発売されました。
新作の4本はコアショップ限定で、SBDC051等は販売の制限はありません。2020年6月の段階では、SBDC101はSBDC051の後継機種で、SBDC051廃盤となるかどうか?は不明です。(公式にもまだ掲載されている) しばらく並行して販売されるのかな?
このあたりのラインナップの管理は、セイコーさんの考えはよく分からないので、もう少し見守ってみたいところ。
買う側の立場としては、コアショップ限定だと割引が望めませんが、通販にも出ていますから、欲しいのに買えない!などの困ったことにはならないと思います。
〇SBDC101とSBDC051のスペックの違いは?
分かりやすい写真を掲載しているショップをリンクしておきましたので、よければそっちでチェックしてください。
☆SBDC051
ケースサイズ
横 : 42.6mm
縦 : 49.8mm
厚さ : 13.8mm
ムーブメント:6R15
パワーリザーブ:約50時間
定価 : 11万円(実勢8万円)
☆SBDC101
ケースサイズ
横 : 40.5mm
縦 : 47.6mm
厚さ : 13.2mm
ムーブメント:6R35
パワーリザーブ:約70時間
定価 : 14.3万円
簡単に言ってしまえば、新作は全体的にコンパクトになりました。そして、パワーリザーブが伸びて、価格が上がりました。
〇SBDC101を試着してみた感想は?
めちゃくちゃ良いと感じました。欲しい。
デザインはシャープで凝縮感があって、仕上げが良くなりました。ケースサイズの数値が小さくなった以上の変化を感じます。
SBDC051は、現実的なサイズの中で、大きく見せようとする意図が感じられましたが、新作では、ベゼルのフォントがスリムで角ばったものに変更され、ケース形状(傾斜)やベゼルは引き締まったデザインとなっています。似ているようで、アプローチは随分と変わっているように思います。
SBDC051では、試着時に意外と厚さがあると感じていました。それに対してSBDC101は、ケース形状とケースバックの見直しか、試着時に数値以上に薄くなったと感じました。ブレスレットをタイトに調整すれば、かなり薄い着用感となるのではないか?と感じます。
SBDC101では文字盤はサンレイ仕上げとなり、渋い雰囲気を持ちました。また、針もバータイプとなって、非常にシンプルになりました。針形状に独自性とかを持たせない分、セイコーには仕上がりに自信が有るのではないか?と感じます。
また、SBDC101でケースの仕上げが良くなり、シャープでエッジが立っています。また、ベゼルサイドの刻みも細かく、仕上げの良い物となりました。ベゼル操作感は普通といったところ。
SBDC051の仕上げも悪くなかったですが、SBDC101は「おっ!」っと思うところがありますね。
ブレスレットはテープを貼った状態だったこともありますが、特別に変わった印象は受けませんでした。
〇限定版SBEX009とスペックで比較して
価格帯が大きく異なりますが、限定モデルとしてSBEX009が発売されています。
☆SBEX009
ケースサイズ
横 : 39.9mm
縦 : 47.9mm
厚さ : 14.7mm
☆エバーブリリアントスチール製
ムーブメント:8L55
パワーリザーブ:約55時間
定価 : 71.5万円 細かく比較するのは割愛します。
ポイントは、厚さはSBDC101の方が1.5mmも薄いんです。ここは驚きました。1.5mmってけっこう大きい差です。縦横のサイズも異なりますが、ここはベゼルと文字盤のデザインによって印象が大きく変わるので、そこまで差を感じないのでは?と予想しています。
素材は、セイコーの新素材のエバーブリリアントスチールとのこと。これが価格差の理由となっています。
さて、個人的感想になりますが、デザインを共有しつつ、サイズや厚さ、作り込みでSBDC101も最善を尽くしているように感じます。性能面の差は別として、SBDC101には、前向きにSBDC101を選べるだけの魅力を感じました。
〇最後に価格から、お買い得感を考える
2世代前まで主要価格帯が5万円台であったセイコーのダイバーズですが、SBDC051あたりから9万円ぐらいとなり、最新世代から15万円近くになりました。値段だけを見ると高く感じてしまいますね。しかし、セイコーはちゃんと説得力をつけてきました。
SBDC101ではパワーリザーブが約70時間となり、この価格ならば他社と比べてお得感があります。また、ケース仕上げはSBDC051から向上しているのを感じますので、単純に高くなっただけではない説得力はあります。
ムーブメントの6R35は仕上げがされていたり、見栄えが良い機械ではありません。(見えないけど) 実直な実用機で私は嫌いではありませんが、ムーブメントの機械自体に魅力があったり、強みがある時計ではないのは事実です。
私の感想は、トータルで考えて、他社同クラスと比較して妥当~ちょっと高いぐらいと感じました。ただし、引き締まったデザインとコンパクトな着用感は、最近のセイコーダイバーズに無いものですので、気に入ったなら買う価値があると感じました。少なくともガッカリすることは無いはずです。
自分は、海外フォーラムにて噂されるセカンドダイバーリイシューを待っているのですが、SBDC101にグラッときてしまっています…。う~む。さすがに2本はきついぜ。
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