これまで、高価な限定モデルでは存在しましたが、普及価格帯・定番商品では発売されていなかった、セカンドダイバー(通称:植村ダイバー)のリイシューであるSBDC109およびSBDC111が発売になりました。
私はこれを待っていたんですよねぇ。
というわけで、どういうモデルか?を紹介します。
☆本日の時計
・セイコー プロスペックス SBDC109 SBDC111
〇セカンドダイバーって?
※添付したショップは、写真が見やすいサイトです。よければ、そちらでチェックしてみてください。
セカンド、ということはファーストがあり、その後にサードがあります。ファーストは、最近発売したSBDC101がリイシューモデルとして存在します。ファーストダイバーは、セイコーのダイバーズの祖先ですので、重要な位置を占めるモデルですし、比較的コンパクトで落ち着いたデザインなので人気があります。
また、ファーストとセカンドの間に1968メカニカルダイバーズと呼ばれたモデルが存在し、それのリイシューとしてSBDC061が存在します。元ネタではハイビートムーブメント等が用いられ、当時画期的な300m防水を実現するなど、セイコーの高性能さを示しています。
そして今回のSBDC109がこちら。ケースサイドが丸みを帯びて、ケースと一体化されたリューズガードが特徴的です。こちらは、探検家の植村氏が使用したとして有名になったモデルで、根強い人気がありますが、先に書いた通り、定番商品での復刻がありませんでした。ですので、ファンにとっては待望の1本です。
そして、サードダイバーはタートルという愛称で、復刻モデルが存在します。↓は私が所有しているモデルの紹介です。(以下では現行タートルと呼びます)
サードダイバーは、それより前のモデルよりも安価で、多くの人が気軽に頑丈なモデルを購入できたということで、ロングセラーとなったモデルです。ベトナム戦争時に兵士の人が結構使ったとか。サードダイバー(当時物)ならば、当時新品購入して、まだ愛用してるっていう人もそこそこいます。
並べてみるとよく分かりますが、セカンド→サード(タートル)の系譜が見てとれます。
〇SBDC109の特徴は?
当時のモデルに近いサイズ感になりました。これはすばらしい!
現行タートルは、当時のモデルに対して大きくなってしまっていました。雰囲気は継承していますし、縦がケースサイズの割に短いので飛び出しが少なくて装着感に優れており、悪くはないのですが「当時の雰囲気とは違うね」というのが、当時物を所有していた人々の感想だったようです。
これに対し、SBDC109は…
☆セカンドダイバー(当時物)
横 44mm
縦 48mm
厚 11mm (参考)
☆SBDC109
横 42.7mm
縦 46.6mm
厚 13mm
本物よりちょっと小さい!? 驚きました。(ただし、形状が形状なので、測り方によって変わってしまいそうです)
限定復刻であったSBDX031が、平べったくて大きかった(試着済み)ことを考えると、装着時の印象などを考えると、当時物に近づいているのではないか?と思われます。
さらに重要なことは、縦が46.6mmであることです。コンパクトで装着感に優れるSBDC101ですら縦47.6mmです。また、私が愛用し、装着感に優れる現行タートルは縦47.7mmです。よって、腕からの飛び出しが抑えられて、装着感も期待できます。
サイドの飛び出しについても、痛いかも?と思われるかもしれませんが、上記の現行タートルの紹介記事でも書いたように、腕に干渉しないような形状になっていると思う(そうじゃなかったらセイコーさん、怒るよ!)ので、私は心配していません。
スペックは、6R35を搭載し、パワーリザーブ70時間です。価格が15万円であることを考えると、このスペックは魅力的です。
ケースの仕上げも期待してよいと思います。根拠は、先行して発売された同価格帯のSBDC101の仕上げが非常に良かったことです。
〇これは期待できます!
興奮気味に書いてしまいましたが、これは期待できますね!(もう予約が始まっています。)
ファーストダイバーリイシューのSBDC101が非常に出来が良いので、今回のSBDC109と両方欲しい気持ちが爆発しています。いや~2本はきついぜ…。
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