ノブレッサ製のペンケース[スリップオン]

クロム鞣しのシボのある型押し革で有名な銘柄の、ノブレッサというドイツ製の革を使用したペンケースの紹介です。

このシボのある型押し革で有名なのはワインハイマーのワープロラックスとペリンガーのノブレッサです。

ワープロラックスとノブレッサ共に、これらを使っていると明記された小物って少なくて、これだ！と思って購入しました。

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☆本日の紹介品

・スリップオン NC ペンケース

〇こだわりのペンケースが欲しい

　これまではペンケースにはあまりこだわりが無く、容量が欲しくて100円ショップのコスメケースを使ったり、無印良品のコンパクトなキャンバス地のペンケースを使ったりしておりました。
　ここ半年ほど、自分の中の文具熱が高まっておりまして、見た目の良いペンケースが欲しくなって少し前に購入して使っておりました。

　ひとくちに革製のペンケースといっても色々で、あまり良いとは言えない革を用いた物から、こだわった高価な物もあります。また形状も、今回のようなファスナー式のタイプでもコンパクトな物から大容量な物、ペンシースと呼ばれる挿し込むタイプまで色々です。

　今回は、雑多なサイズを使えるファスナー式で探しました。

〇良質な型押し革を使ってみたい

　私は表面に自然な光沢のあるヌメ革が好きで、それ以外ではコードバンを好んできました。基本的に艶のがあってしっかり・しっとりしたタイプが好きなんですね。

　ただ今回は、良質なシボありの革を使ってみたいと考えました。食わず嫌いを止めてみようという感じです。型押し革の場合、だいたいはいかにも安物っぽい風合いのものが多く、これまでは注目してきませんでした。

　しかし、馬具系をルーツとする某高級皮革ブランドのように、シュリンク革や型押し革を使用するブランドもあったりして、シボのある良い革ってどういうものだろう？と考えた次第です。

〇ノブレッサについて少し解説

　ノブレッサは、ワインハイマーのワープロラックスと共に良質とされるペリンガー社の型押し革です。
　いろいろと情報はありますが、ノブレッサもしくはワープロラックスが先の某高級ブランドで使われている、とされています。どちらが正しいではなくて、モデルやカラーによって使い分けているのかもしれません。また、実際に出回っているものと、その高級ブランドが使用している物ではグレードが違うというのも十分に考えられます。(が、良いタンナーであるのは間違いない)

☆ノブレッサについて(ル・ボナーさん)
☆ワープロラックスについて(C.O.U.さん)
↑共に超有名どころの情報ですので…どうなんだろ？

　一般的なクロムなめしのシボ型押し革は、ヌメ革のような馴染みとか艶が出てくるとか味が出てくるというのは望みにくいとされています。(なのであまり好まなかった)
　しかし、この２社が評価されているのは、使っていくうちに独特の風合いが増すことが知られており、そのあたりが高評価の秘密だそうです。

　というわけで、そういう変化を体感してみたいと考えた次第です。また、クロム鞣し特有の発色の良さも魅力です。

〇スリップオン NC ペンケース(ノブレッサ製)

　NCはノブレッサを示しているようです。

　

今回は１本挿しタイプを選びました

スリップオンには、在庫が少ないですが私が購入して使っている１本挿しタイプと、在庫が豊富な大きいタイプがあります。

↓こちらがもう少し大きいタイプ

NC ファスナーペンケース☆最上級の型押しカーフスキン「ノブレッサ」を使ったファスナーペンケース★スリップオン★DNK-3501

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１本挿しの方は、既に廃盤なのかな？私が購入した際も在庫が少なかったです。

内側はシャンタンと呼ばれる畝のあるレーヨンが綺麗に貼られています。風合いが良くて結構気に入っています。また、ラベルも添付されています。文字が潰れ気味で、まぁ価格なりかな？と思いますが、見えない部分ですし全く気になりません。

　こう見ると、高級ブランドのキレがある箔押しは価格なりのことはあるんだな～と思ったりします。

表面はノブレッサ特有のシボが楽しめます。想像していたよりもしっとりとしていて、触り心地が非常に良いです。うん、これは安物とは違う良い革の手触り。縫製も綺麗ですよ。

最近はここに、CROSSのクラシックセンチュリーを入れています。クラシックセンチュリーは非常に細く、この細い物を少しだけ持ち歩くのには、このコンパクトなサイズが良いのです。