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2020年10月9日金曜日

クロノス日本版 第91号(2020/10発売)の紹介

クロノス日本版が発売になりましたので購入しました。今号で創刊15周年とのこと!おめでとうございます!
広田編集長からも紙面写真を掲載するのを黙認()いただいているので、せめて宣伝になるように紹介します。



☆本日の紹介品

・クロノス日本版 2020/11(10月発売)第91号



〇ざっくりとした内容


 今回は、コアな時計ファンに送る雑誌というテーマに加えて、時計に関わる人々に向けて書かれたような記事が多いように感じました。
 項目は以下の感じ

・2010年代の時計史
・ETA2010年問題、最後の審判
・2010年代は"時計バブル"なのか?
・ニッチブランド代表としてブッサー氏のインタビュー
・GS「T0コンスタントフォース・トゥールビヨン」
・モンブラン モノプッシャークロノグラフのテスト

といった内容になっています。
 
 


〇2010年代の時計史


 2010年代の「その年を代表する1本」と、各年の時計業界的な出来事と世界的な出来事を並べています。
 こうやって見ると、現在支持の厚いモデルとの関係が何となくわかりますし、当時のインパクトの大きさを垣間見ることができます。各モデルの解説も、現在から振り返った時のインプレッションとなっていて、これはこれで価値があると感じました。


〇ETA2010年問題、最後の審判


 時計業界に置いて、現在の展示会問題と同レベルに高度に政治的な面のETA2010年問題。ここまでややこしいとは思っていませんでした。(こんなことを取り上げるメディアってまぁ無いというかクロノスぐらいでしょう)
 これをしっかりと読み込みますと、ETAのエボーシュ供給停止問題が、ETAやスウォッチグループ単体によるものでは無いことが分かってきます。
 必ず知っておくべきことか?と言われると疑問ですが、時計業界に関わる人は知っておいて損はない話だと感じました。


2010年代は"時計バブル"なのか?


 ある特定モデルが異常な高値で取引されているのを見て、人々(または、高値になることを臨む人々)が「バブルだ!」と言う訳ですが、それって本当?っていうことを真正面から切り込んだ記事になります。
 私を含めて人気に踊らされている感があるので、これを読んで見方をしっかりとさせたいなぁと感じました。


〇インタビュー


 魅力的な「リバイバル」を多数リリースしているロンジンに20年7月からCEOとなったマティアス・ブレジャン氏のインタビューが掲載されています。
比較的手の出しやすい価格帯で、コアな時計ファンにもぶっ刺さるモデルを提供するロンジンですから、今後の動向が注目される人物です。 



〇グランドセイコー「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」


 GSおよび日本企業が、こんなに夢のあるピースを作れるんだ!という証明となった本機。
 詳しい解説記事に加えて、編集長のコラムも記載されています。個人的には大歓迎の本機で、今後、この技術が活かされた製品がリリースされることを願っています。



〇マキシミリアン・ブッサー氏のインタビュー


 その価値を理解している人が、それをより理解して、納得して購入するというプロセスの重要性が見直されているのでは?と私は考えているのですが、それを実践して成功しているブッサー氏のインタビューが掲載されています。
 「口で言うのは簡単だが、難しいことだ」と私も理解しているつもりですが、そんなもんじゃないよ、というのを読んでいて痛感いたしました。




〇最後に


 さて、ゆっくりと読みたいと思います。編集部各位におかれましては、いつも興味深い記事を書いていただきありがとうございます。


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