普段、作業をしながらコーヒーを飲むことが多い私ですが、久しぶりにケーキなど買ってきて、ケーキを食べたり、コーヒーを飲んだり、時計を眺めたりと、ゆったりとした時間を過ごしていました。
このような、心の栄養となるような休息の重要性を考えながら、のお話
☆本日の時計
・IWC Ref.1419 Cal.402
2月の中旬の、一度暖かくなってから寒波が来て、もう一発暖かくなって…と、気温と気圧の乱高下に、比較的身体が丈夫な私もダルさを覚えておりました。身体の弱い友人は、色々と重なってしまって、かなり辛い日々を過ごしていたようです。
体調や疲れについて思いを巡らせているうちに、アルバイト時代の「気付き」を思い出しました。
〇疲れ方の種類の考察
私は大学~大学院の6年間、ガソリンスタンドでアルバイトをしていました。最初の3年ぐらいはフルサービスのスタンドで、改装工事を経てセルフ給油スタイルになり、両方で働く機会がありました。平日は学校が忙しかったため、土日に10時間以上勤務するようなスタイルで、夜に帰ってきたら寝るだけ、といった生活を続けていました。
店舗が交通の要所にあったため、非常に給油台数が多く、三方向から入店可能なために、フルサービス時代にはあっちこっちから入店して走り回り、声を出したり窓を拭いたり、洗車も忙しかったですね。
セルフ給油となってからは、走り回って大声を出して…というのは減ったものの、危険なことをしているお客さんがいないか注意を払ったり、売り上げに繋がる売り込みを行ったりと、大変だった記憶があります。
当時の自分の気付きとしては、疲れの種類が大きく異なったことでした。
フルサービス時代は、風呂に入っていたら寝てしまっていたり、次の日に昼近くまで寝ていたりと、とにかく身体が疲れていました。
セルフ給油スタイルになってからは、眠い訳でもなく、夕飯を食べる気力もあまりなく、食べてからも床に寝転がって、寝るわけでもなくボーっとしていました。何もしたくなかったんですね。おそらくこれは精神的に疲れていたのだと思います。
〇疲れ別の対処法
身体が疲れていたら、とにかく栄養のある物や、タンパク質をしっかりと取って、じっくり寝る他ないように思います。
では、精神的に疲れている場合はどうしたらよいのでしょう? 寝ることも重要だと思いますが、何か栄養が欲しい。
就職してからの私は、基本的にデスクで仕事をするエンジニアですから、疲れ方は精神的な疲れが主になっているように思っています。このような疲れには、楽しいことや、美味しいもの、好きな物、心が込められて作られた物などに触れることが栄養になるのでは?と感じています。
〇季節のフルーツを使った美しいケーキと時計
知人の紹介で知った、こじんまりとした、しかし手間のかかったケーキを出すパティスリーで、苺やベリー類を使ったケーキを買って、好きなカップにコーヒーを注ぎ、ややドレッシーな雰囲気のあるIWCを手元に置いて楽しんでおりました。
コーヒーは、何かを作業しながら飲むことが多いのですが、たまには『このケーキなら、どのカップが似合うだろうか?』『紅茶にしようか?コーヒーにしようか?』『濃い目があうだろうか?』などと思いを巡らせながら、スマホも触らずにただゆっくりとケーキとコーヒー、そして時計に癒される時間を楽しんでおりました。これで普段のストレスが解消されてゆくのであれば、有意義な時間じゃないですか。
その時計を初めて手にした時のように改めて味わい直すべく眺めることで、面白さや所有する嬉しさを反芻し、より深く楽しむのは、精神衛生上良いのではないか?と感じます。それと、今持っている時計で満足度が高まるので新しい時計が欲しい気持ちも収まるはず(ほんとかなぁ?)