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時計趣味のスタートのきっかけのひとつである手巻きのIWC Ref.1419を眺めていました。
☆本日の時計
・IWC Ref.1419 Cal.402
○改めて見て好きだと思う時計
腕時計趣味のスタートのきっかけとなったIWC Ref.1419。極めてシンプルかつシャープな造形を持ち、今見ても「買って良かったな」と感じています。ジェンタデザインを引き継ぐCラインケースで、現在の時計への影響力を考えると、妙にピンポイントなところを選んだな、などと今になって思います。
そう考えると、結局何も変わってないなというか進歩が無いのか、それとも相当にセンスが良かったのか(???)
購入時に懸念事項だった3時方向の錆も、今となっては良い個性だと感じています。
○この手巻きのヴィンテージIWCを買っていなかったら
ある趣味の入り口や、印象的な出来事や物が、全体の方向性を決めることがあります。私が時計に興味を持ち始めた時に、現行系ではなくてヴィンテージに注目したのがひとつのターニングポイントだったと思います。
ヴィンテージ時計の情報はネットでは偏っていると言いましょうか、ナレッジベースとしてすばらしいサイトを除けば、普通に使っている人の発信は比較的少なかったです。(当時はTwitterをしていなかったので)
そういう思いからこのブログを始めることに繋がってゆき、Twitterでヴィンテージウォッチに着目した人と繋がりが生まれ、ホワイトキングスなんて
あの時、もし現行系に注目して、(今でも欲しいと思う)スピードマスターや、大人気だし間違いないと(当時はまだ買いやすかった)サブマリーナを買っていたらどうなっていたんだろう?と思うことがあります。
いや、むしろ、なんでヴィンテージに走ったんですかね(苦笑)
現行時計を買っていたら、少なくとも情報収集の対象はそちらに向いていたでしょうし、そうすると現在のTwitterの関係性は少し変わっていたかもしれません。
あるいは、それで満足して、趣味が拡大することもなかったかもしれません。(それはそれで、買うかどうかの悩みや出費が無くなって助かっていたかもしれませんが…)
とはいえ例えばスピマスを買った世界線で、それはそれで良い関係が広がっていたかもしれませんし、結局ヴィンテージに興味が向いていた可能性もあります。
○現在に感謝していること
このようなことを考えたのは『あぁ、なんてことをあの時…』と後悔している訳ではなく(笑)、今の周囲の環境に感謝しつつ、どうしてここまでになったのだろう?とか、こうなったキッカケって何だったのだろうと、年末年始の休暇の中で考えておりました。
最初の頃に買ったこのIWCを、今見ても好きだと思えていることから考えると、どんなルートを通ってもこういったヴィンテージを手に取っていたんじゃないですかね? そういう意味では運命だったんですかね。それもまた良し。