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2019年12月18日水曜日

セイコー自動巻クロノグラフ記念モデルが発売した話[SBEC005&SARK015]

自動巻クロノグラフを実用化したセイコーが節目となる2019年に2つの記念モデルを発売しました。
SBEC005とSARK015の2つです。
先日のクロノスで見て気になっていたモデルで、ちょうど出先で実物を見れたので少し記事にしておきます。



☆本日の紹介品

・セイコー自動巻クロノグラフ記念モデル SBEC005 SARK015


〇セイコーの自動巻クロノグラフについて


 歴史的経緯については、クロノス日本版85号(2019年11月号)に詳しいので、気になる方はそちらを読むと面白いと思います。


 中身について引用しながら話を進めます。

 1969年にセイコーは自動巻クロノグラフを発売しました。それまでは、大きく厚くなるクロノグラフムーブメントに、さらに厚さが増す自動巻き機構を持たせることが難しく、各社は実現できずにいました。しかしセイコーは、それまでの技術的蓄積で、薄型の自動巻ムーブメントを実現しており、これを組み合わせることで、実用的な自動巻クロノグラフを実現しました。

 確かにセイコーは、かなり早い段階で自動巻きを普及機に搭載し、62GSとして1967年に投入していたりしますので、得意分野だったと言えます。私の所有するライナーは薄型の手巻モデルですが、この薄型化技術が、後のコンパクトな自動巻ムーブメントの礎となったというのは有名な話ですね。

 さて、これらのキーとなるのがマジックレバーと呼ばれる部品(公式の説明)で、現在も使用されている非常に合理的な部品です。単純だけど良く出来ているなぁというのが、OHをする人のブログ等でよく書かれています。



〇50周年記念モデル SBEC005を触ってみて


 実機を触ることができました。


 落ち着いた渋みのある色合いで格好良いです。白文字盤に黒のサブダイアルでパンダ柄に、オレンジの挿し色が良い感じです。このオレンジも渋い雰囲気で良いですよ。針形状は先が細くなったパイロットウォッチなどで見られる形状ですね。

 ムーブメントの厚さや防水性10気圧のために、ケース厚は16mmとやや厚みを感じますが、着用してみると腕に沿うようなケースとラグ形状で、非常にしっくりきます。ブレスもバックルも高品質な物で良かったです。

 ヴィンテージ系のクロノグラフや、オメガ スピードマスターあたりが好きな人にはグッとくるデザインだと思います。現代的な仕様なので使いやすい点も良いですね。

↑こういう系が好きならグッとくると思います。割と少ないんですよね。こういうの。



〇55周年記念モデル SARK015を触ってみて


 こちらも実機を触ることができました。

こちらは古いセイコーデザインっぽさが良く出たモデルで、好みは分かれそうですが、私は好きです。元のモデルは、ワンプッシュのサブダイアル無しだったものを、現在主流のサブダイアル有りのデザインにしているので、元のモデルが好きな人はちょっと違うと思うかもしれません。

 こちらも厚みがありますがフィット感は良好でした。



〇クロノグラフを操作して感じたこと


 プッシュボタンが軽く、明快なクリック感があって、操作しやすそうでした。機械式クロノグラフはやっぱり良いなぁ…。滑らかに動くクロノグラフ針は他のモデルでは得られない楽しさですね。

 それ以外は現行の他のセイコーのモデルに準じた使い心地で、信頼性や安心感もあって使いやすいのではないでしょうか?


〇最後に


 欲しいですねぇ…魅力的です。
 ビジネスウォッチとしてならば、SARK015の方がマッチしそうですが、ブレスレットが付けられている点や、ヴィンテージ系のレーシングクロノグラフなんかが好きな私はSBEC005の方に魅力を感じました。

 すぐに売り切れることはないと思いますが、一応は限定モデルです。気になる方は試着だけでも見に行ってみることをお勧めします。うっかり欲しくなると思います。(それは私のことです…)

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