半年間以上、在庫が全くなかったセイコーダイバーズ ブラックボーイSKX007やネイビーボーイSKX009の在庫が2020年2月頃に復活していました。
この辺りの話を。
※2020年7月追記
やはり廃番かなぁ… めっきりと在庫が減りました。
☆本日の時計
・セイコーダイバーズ ブラックボーイ SKX007 (SKX009等)
ブラックボーイと呼ばれるSKX007や、ネイビーSKX009などのボーイシリーズは、2018年中頃から市場在庫が減ってゆき、新生セイコー5が発表されたことによって(以前からのウワサも相まって)『ついにボーイ廃番(ダイバーズじゃなくなる)かぁ』と残念に感じておりました。
だって、売り切れ続出⇒見た目ほぼ同じな新コンセプト登場って見たら、誰だって旧製品は廃番だって思うじゃないですか(苦笑)
しかし、実はそういう訳でもないかもしれない、っていうお話。
※2020年7月
海外モデル、特にボーイシリーズは在庫切れ+高騰→復活(価格下落)→在庫切れという流れです。現状は在庫は少な目であり、ぶっちゃけ、継続か廃番か分かりません!
〇新生セイコー5についておさらい
並行輸入が必要で店頭での入手性が悪かったボーイシリーズと違って、新生セイコー5はクロックハウスなどの正規流通経路に乗っていて見かけることも多くなり、目立つところに陳列されているのを見ると好評なのではないか?と思います。
文字盤やベゼルのデザインが豊富で、それらに合ったブレスやストラップが合わせられます。これによって、自分好みなスタイルをたくさんのラインナップから選ぶことができる、っていう楽しみがあります。
オタク的には、なぜネジ込み式リューズじゃないの!?とかありますが、それを除けば、デザインが豊富で日本製でオイスターブレスが欲しい人には良いと思います。
〇従来のダイバーズ ボーイシリーズは廃盤ではない様子
廃番ではないと判断した理由は、2020年1月に入って急激に在庫が復活したことです。
2017年ぐらいまでは2万円以下で購入できましたが、2019年夏頃には市場在庫が一気に減って、高い値付けの店しか残っていませんでした。そこから2020年2月現在で、3.2万円ぐらいで在庫が復活しました。※2020年7月:在庫が減り、3.5万円ほどで推移しています。
値段が上がった理由は、新生セイコー5が約3.3万円なのでこれに合わせた価格調整が行われているからだと思われます。とはいえ、もともと海外でAround $300-と紹介されることが多いですし、内容を考えれば妥当(か安い)と思っています。
一度在庫が無くなったのは、新生セイコー5に注目させるために出荷を絞ったか、ケースが同じ新生セイコー5を生産していてボーイまで手が回らなかったのか、単に要望が多くて廃番を明言していなかったことを良いことにシレッと復活させたか…。
なお、SKX013は相変わらず品薄です。
可能性としては『廃番前最後の生産説』『やはり廃番になっていて生産は終わっているが、セイコーが海外に残っていた在庫を日本に持ってきた説』は残っています。前者を否定する材料はありませんが、新生セイコー5がジワジワ認知されてきているタイミングで何故?という疑問がぬぐえません。後者の可能性も十分にありますが、今回入荷したショップが非常に多い点から考えて、可能性は低いかな? 自分は『少なくとも最近生産された可能性が高い』と見ています。
確実な情報となりえるのは、実際に買ってみて生産年月を調査することですけど、そのために買うのはさすがに無いですねぇ…
〇私の感想
ダイバーズのボーイが、少なくとも2020年2月現在で在庫が戻った点は安心しました。ボーイはセイコーダイバーズ直系の子孫で、ダイバーズとして存続するのが価値があると考えるからです。安いけど、本格的なダイバーズの性能を持ち、生真面目に作られているってのがセイコーダイバーズ、特にボーイの良さだと思うので、ボーイがダイバーズであるのが重要なのです。
新生セイコー5が、ダイバーズと並行して販売されるのであれば、防水性が下がった仕様であっても、カスタムする楽しみや、ストラップと合わせる楽しみ、洋服とのマッチングを考える楽しみなどを広める役割を担うのは価値があると思っています。
※2020年7月
セイコー海外展開モデル、特にSKX007あたりはこの数年間、品薄→在庫復活→品薄を繰り返しています。いつ、本当に廃番になったのか、継続しているのか?はセイコーの中の人しかわからないのかもしれません…。良いモデルであるし、セイコーダイバーズの直系の子孫です。いつ買えなくなるか、本当に不透明ですので、狙っている人は良い出物があれば早めに決断した方が良い、と私は思います。
(海外モデルセイコー5で買えなかったことがある私の談…)
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