広田編集長からも紙面写真を掲載するのを黙認()いただいているので、せめて宣伝になるように紹介します。
☆本日の紹介品
・クロノス日本版 2020/9(8月発売)第90号
〇ざっくりとした内容
今回、自分が買って読みたいと思った記事は、メインの記事となる「永久保存版 現代クロノグラフ その進化と今」です。
その他は、
・ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー42
・ブレゲ(現行)特集
・グランドセイコー 最新ムーブメント特集
・オメガ コンステレーションの歴史
・新作時計展示会の行方
・ロレックス オイスターパーペチュアル(およびDJ)特集
といった内容になっています。なお、現代クロノグラフの特集中で、IWCのCal.89000およびCal.69000が取り上げられています。
〇永久保存版 現代クロノグラフ その進化と今
クロノグラフについて、歴史的傑作をズラッとならべつつ、年表と共にその進化を振り返ります。各機構を搭載したモデルが紹介されており、カタログとしても良いです。
また、Frederic Piguet Cal.1185と、Rolex Cal.4130も深堀されています。というか、どこから持ってきたんだ? クラッチや、フライバックについて解説があります。機構のコンパクト化に大きく寄与した垂直クラッチってのは知識として知っていましたが、具体的な構造は理解できていなかったのでありがたいですね。まさに永久保存版。
また、異常に詳しいIWCのCal.89000、Cal.69000特集もあります。
〇グランドセイコー 最新ムーブメント特集
発表時に編集長が男泣きしたと噂のCal.9SA5について詳しく解説されています。
かなり新しい取り組みが盛り込まれているので理解が追い付いていません…じっくり読みたいと思います。
また、同時に発表されたパワーリザーブ5日の新型スプリングドライブCal.9RA5についても解説されています。かなり大胆に内部の改良がおこなわれているようで、こちらもじっくりと読みたいと思います。
〇オメガ コンステレーションの歴史
コンステレーションは、初代モデルに近い物が好みですね。古いオメガはモデルが多すぎて、何が初代なのか分かっていなかったので、体系的に見ることができて良かったです。
記事としては、系譜を説明した後に、初代モデルをベースとした復刻モデルを紹介する内容となっております。良い値段するので買えませんが、魅力的なデザインです。
〇インタビュー
現行のシャネル J12をデザインしているアルノー・ジャスタンのインタビューが掲載されています。
かなり好きなデザイン、といいましょうか、J12パラドックスのハッとするようなデザインの鋭さはどんな人が生み出したのか?に興味があったので、面白かったです。
「時間が告げるために高度な技術が必要な機械式時計は理解できない。私にとっては、アイデンティティーを示すもの。」と言い切ってしまうあたり、面白いと感じました。
〇時計新作展示会の行方
具体的には、バーゼルワールドの行方を、有力時計ジャーナリストが述べています。そこに、コロナによって人を集めにくくなった今後のPR方法についても検討されています。
ちなみに、Gregory Ponsさんの論評は、めちゃくちゃ辛辣ですが面白いです。このなかで、『優れた腕時計は新旧問わず値段が高騰して人気が高い』『アマチュアが買いたがるのは、現在の有名ブランドが過去に販売した製品であり、過去に流行ったブランドが現在販売している製品ではない』とのことで…。う~む確かに。
〇ロレックス オイスターパーペチュアル(およびDJ)特集
個人的に「総合力では最強クラス」と考えているオイスターパーペチュアルとデイトジャストの歴史を振り返りつつ、各仕様を掘り下げた特集記事です。
こういうの読むとだめですね。欲しくなる。
〇最後に
さて、ゆっくりと読みたいと思います。編集部各位におかれましては、いつも興味深い記事を書いていただきありがとうございます。
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