(購入したのは2019年9月なのですが…)
夏になって出番が増えてきましたので、そろそろ紹介しておかないと…ということで記事にまとめました。
あざやかで、シックで、落ち着いているけど他には少ないデザインと、良いバランスになっています。
☆本日の時計
・セイコー5 SNZH53
〇買ったきっかけ
デザインが豊富で、魅力的なモデルが多いセイコー5。ビジネス用途に使えるモデルから、スポーツ系デザインの物まで様々です。「これは自信をもってお勧めできる!」ってモデルは複数あります。しかし現実的に考えて、買うなら厳選して1~2本に抑えたいところ。
というわけで「これはどうしても欲しい!」と絞りに絞ってSNZH53を購入しました。
〇SNZH53の紹介と買った理由
ブランパンのフィフティーファゾムスに似ているデザインということで、SNZH5X系は海外ではフィフティーファイブファゾムスなどと呼ばれています。文字盤や針のカスタムパーツも豊富で、かなりブランパンに似せることができる改造パーツセットも販売されています。
100m防水で、7S26搭載。セイコー5スポーツのごく普通のスペックです。珍しい構成としては、ベゼル表面が光沢のある素材で、おそらく表面にアクリルがはめ込んであります。これが、高級ダイバーズウォッチのセラミック風の(あくまで風の)印象を受けます。
今回のSNZH53:ネイビーの他に、SNZH55:ブラック×シルバー、SNZH57:ブラック×ゴールドがあります。
↑日本製と海外製が混在しているので注意してください。
どのカラーも魅力的なのでかなり悩みましたが、深いけど鮮やかさのあるブルーの色味が良く、ベゼルの質感とブルーの組み合わせに魅力を感じて決めました。
悩んだポイントも書いておきましょう。ブラックのモデルはデイデイト表示ディスクがブラックとなって文字盤とマッチしています。一方、購入したネイビーは、ディスクがホワイトとなっていて、ちょっと目立ちます。使ってみた感想となりますが、デイデイトディスクは白ってのも良いですよ。
〇写真を交えながら紹介
時分針は根元に向かって細くなったダイヤ(ソード?)タイプで、蓄光の面積が大きいものです。蓄光の色は、文字盤とのコントラストが高いせいか、かなり白く見えます。それによる清涼感があって、おしゃれな雰囲気に繋がっていると感じます。
ダイバーズにしては、インデックスの蓄光が小さい点は気になりますが、これがラグスポ系の(あくまで"系の")雰囲気になっているから良いのかな?と思っています。
ケースは、クラシックなダイバーズの雰囲気があります。ここでケース形状で冒険せずに、トラディショナルな感じを採用した点に、このモデルの魅力があるのを感じます。ベゼルサイドは刻みが大きくて、凹凸がはっきりしています。ドーム状の風貌も良い雰囲気を持っています。
厚さは14.2㎜ですが、着用感は意外と薄く感じます。ラグ幅は22㎜で、縦幅が47mm程度。
ラグ幅と左右の飛び出しのバランスで、数字よりもコンパクトな印象も受けます。
付属するブレスレットはダブルロックでプッシュバックルタイプのものです。無垢タイプ?なのか、無垢に見えるタイプなのか、どちらにせよ、見た目の良いブレスが使われています。
〇デザインに関する感想
フィフティーファゾムスに似ている、との意見に対して、それは否定できません。影響は受けているでしょう。しかし、それを上手くセイコー5として取り込んでいて、フォロワーではありますが、パクリとは言わせないだけのパッケージにまとめています。
本物はもっと、ベゼルの飛び出しとか主張が強く、全体的にデカいですし、SNZH5Xは違う場所への着地を狙ったものだと思います。(値段が違うので、同じ場所を狙うと絶対に失敗する)
セイコー5で秀逸なデザインのモデルはいくつかあると思いますが、私の中で(スポーツタイプでは)トップクラスによくできたモデルだと感じました。奇抜さはないけど他では少ないテイストを持っていて、それでいてちゃんとセイコー5をしています。
たまにデザイナーのエゴが炸裂した良デザインが飛び出すセイコー5。低価格帯なので上司の審査が少ないのか(?)、デザイナーの意見が通りやすいのかな?なんて思ってしまいます。安くて良いってのはセイコー5の良さでありますが、SNZH5Xは、値段のことを忘れても良い時計だと思います。
なお、私が購入した2019年9月頃には、SNZH5X系はほぼ在庫切れとなっていました。しかし最近は復活しています。セイコーの海外モデル(特にセイコー5)は在庫の波が激しいので、購入を考えている方は、早めに決断した方が良い、というのが最近の傾向です。(何回か泣いた)
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