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2019年2月20日水曜日

[回転ベゼルって何?]意味や基本の使い方を紹介します[ダイバーズウォッチ]

色々と時計を使うようになって、ダイバーズウォッチがやっぱり好きだなぁと思っております。ダイバーズウォッチと名乗るには色々な取り決めがあるのですが、分かりやすい特徴は回転ベゼルではないでしょうか?
ダイバーズウォッチの回転ベゼルの意味と基本的な使い方を紹介します

買った当初は嬉しくてカリカリと回して遊んだりしますが、そのうち使わなくなる人も多いのでは?と思います。やはり道具は使わなくてはもったいない。

というわけで、今回は回転ベゼルの意味や基本的な使い方まとめました。


基本は分かっているから普段の活用方法を色々知りたいという人は、次の記事を見ていただけると、なにかヒントがあるかもしれません。

→★回転ベゼルの日常生活での活用法をご紹介

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〇回転ベゼルの基本の使い方は?


 その時計のベゼルにどんな文字が書かれているか?によって使い方が異なりますが、ダイバーズですと多くはサブマリーナ系(同じ使い方ができる)の回転ベゼルを搭載しています。SteinhartのOcean One Vintage Redはサブオマージュなので、ほぼそのままです。
時計によってメモリが細かかったりしますが、ゼロを基準に時計回りに数字が増えていきます。この表示は分表記です。これが基本の形式となります。
 似たようなものにGMT系の回転ベゼルがあります。これは時(1周で24時)表記となっています。今回は混乱を避けるために、ダイバーズ系の基本となるサブマリーナ系の表示をもとに説明します。

 さて、基本の使い方です。ダイビングに使うことを前提として話を進めます。ダイビング時にエアタンク満タンからの使用可能時間は覚えている、と考えてください。

1.潜水開始時にベゼルのゼロ(三角マーク)を合わせる
回転ベゼルの時間合わせ
12時15分に潜水開始

2.ゼロからの経過時間を見て潜水開始から何分経ったか確認する
回転ベゼルで時間を測定する方法
12時27分で、潜水から12分経過


これで、潜水時間をパッと見て測定できますし、もしも潜水開始の時間を忘れてしまっても、時計を見れば開始時間(と経過時間)が分かります。これにより、残りの空気ゼロにならないように時間を測定することができます。



〇逆回転防止ベゼルって何?


 ダイバーズウォッチの多くは逆回転防止ベゼルが採用されています。これは、安全上の理由のため、ベゼルが反時計回りにしか回らないような仕様になっていることを示しています。では、なぜ逆回転してはダメなのでしょうか?

 それは、気付かないうちにベゼルが動いてしまっても、安全側にしかベゼルが動かないようにしているのです。具体的な例を示しましょう。潜水開始が12時15分からで、30分間潜水が可能だとします。
ここで仮に、逆回転防止ではなく、時計回りにベゼルが動いてしまったとします。ベゼルのゼロ位置が15分の位置から25分の位置に動いてしまいました。逆回転防止ベゼルであれば実際には起こりません。
逆回転防止ベゼルが安全上必要な理由

 このように、本当は12時15分の30分後の12時45分までに潜水を終了しなければならないのが、誤って12時55分までと判断してしまう可能性があります。これでは空気不足(赤で表示の部分)となって大変危険です。

 しかし、逆回転防止ベゼルであれば反時計回りにしか動きませんので、以下のようになります。仮に、ベゼルが15分位置から10分位置まで動いたとしましょう。
逆回転防止ベゼルが安全上必要な理由

 これであれば、実際のタイムリミットより短い方向にしか動きませんから安心です。(緑部分は余裕時間となる) このように安全面で重要なポイントとなるため、ダイバーズウォッチに関する規格において、逆回転防止ベゼルが必須とされているものも多いです。

 ダイビングでの使用を想定しない、パイロット系の時計ですと両回転可能な物もあります。分かりやすい所で言うと、ROLEXのGMTマスターなどがそれに当たります。



〇カウントダウンベゼルって何ですか?


 数は少ないですがカウントダウンベゼルを採用しているモデルもあります。カウントダウンベゼルとは、ベゼルのゼロを基準に、時計回りにゼロまでの残り時間を表示している物となります。


 個人的にはこちらの方が分かりやすいと思うのですが、サブマリーナが時間が進む方向に記載されていてそちらがスタンダードになっていることや、おそらくデザイン上の理由で採用が少ないようです。もしかしたら、実際にダイビングに使う人は通常の時間が進む方向の記載の方が便利なのかも?

こちらは、例えば12時45分にタイムリミットが来るなら、45分の位置にあらかじめベゼルのゼロを合わせておくことで残り時間を測定することができます。

 ダイビングよりもミリタリー系やパイロット系の時計の方が採用事例が多いように思います。



〇最後に


 今回は回転ベゼルの意味や基本的な使い方を紹介しました。また、逆回転防止ベゼルって何が便利なのか、という点も紹介しました。

 ダイビングにおける要求から搭載されている機能ですので、本当にダイビングに使う人には必須の機能となっていることでしょう。ダイビング用途に使わない人にとっても、ダイバーズウォッチのアイコンとなっていますから、格好良さとして受け止めるのもアリだと私は思います。

 それを日常生活でも活用したいと思うのも分かる話です。という訳で、次の記事では、日常生活における活用方法について紹介します。

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★回転ベゼルの日常生活での活用法をご紹介




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