道具は使い様です。上手く使ってやればよいのです。
『おっ!こんな使い道があったのか!使ってみよう』というものがひとつでもあれば…と思います。
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〇最初に
今回の記事での禁句は『スマホでできるじゃん』です。スマホで出来ないことの方が少ない現代ですから『それを言っちゃぁ御仕舞ぇよ!』ってやつです。また、正確な分・秒を測定する場合はクロノグラフの独壇場ですが、あくまで今回は、普段使っていない回転ベゼルを活用しよう!なので、そのあたりは大目に見ていただけると幸いです。
〇回転ベゼルの得意・不得意
ダイバーズ系の回転ベゼルの場合、5分単位程度の測定が得意で、セットしてやれば直感的に時間を測定することができます。1分単位は細かく目盛りが切っていれば可能ですが、基本的にそこまで得意ではないと私は考えています。
また、秒単位の測定は苦手で、このあたりはクロノグラフに任せたいところ。この観点で見ると、カップラーメンの待ち時間を測定するのは、回転ベゼルはどちらかというと苦手なんですよね(苦笑)
1時間以上となると、2時間(分針2周)ぐらいまでは覚えていられるでしょうが、5~6時間となると分針が何周もまわってしまうので『4時間だったか5時間だったか…』ということもあり得ます。
〇回転ベゼルの解説と基本的な使い方について
そもそも回転ベゼルって何?とか、基本的な使い方とか、逆回転防止ベゼルってどうして良いの?などは、先の記事で説明しましたので、そちらをご覧ください。
→回転ベゼルの基本のご紹介
〇測定開始(分)をゼロを合わせる方法
サブマリーナ系の表記の場合、こちらが正しい使い方になります。良くあるのが、クッキングタイマーとして30分の煮込み時間を測定したり、洗濯機のスタート時間をセットして経過時間をチェックしたり…でしょうか。それ以外にも使い道があります。
★繰り返し作業の必要時間を測定する
私が実際に業務に使用した内容ですが、1セット15~20分ぐらいかかる作業で、スタート時間をゼロに設定して、次のセットをスタートするまでの時間を測定しました。これが案外便利で、目視では17分必要だったか20分必要だったか分かりにくいですが、ベゼルでセットしておけば割に正確に測れます。
開始時間にベゼルのゼロ位置を合わせて |
そこからの経過時間を測定します |
〇終了時間(タイムリミット)をゼロに合わせる方法
こちらは本来はカウントダウンベゼルの使い方になりますが、ゼロのマークを目安にする使い方でサブマリーナ系の表示でも使えます。個人的にはこちらが好きです。
★乗らなくちゃならない電車の時間に合わせる
例えば終電時間にゼロを合わせておけば…
やべぇ!終電まで、あと5分しかない! の図(イメージ) |
★新幹線の降車時間を設定しておく
短距離移動なら不要ですが、新幹線等で1時間以上移動する場合は降りる時間にゼロを合わせておくと便利です。乗り過ごすとヤバいと思うと何度もチェックしてしまうんですよ…。セットしておけば『何分に到着だっけ?』とスマホを確認する手間が省けますし、直感的に残り時間が分かるので、もう少し本を読めるのか、もう1クエスト行けるのか、なんてことも分かりやすいですね。
このほかにも、修理を預けて30分後にまた来てください、という時にゼロを30分後に設定しておいたり…という活用ができます。
〇変則で時針をゼロに合わせる方法
ちょっと変則ですが、長時間をざっくり測るなら時針をゼロに合わせる方法もあります。個人的なことを言わせてもらうと、たまに使いますね。例えば長距離ドライブでスタート時に時針に合わせておく等です。
測定開始の際に時針にゼロ位置を合わせておき |
2時間15分経過したのが直感的に見て分かります |
〇最後に
道具は使い様です。壊すような変な使い方をしない限り、便利に、自分に合った方法で活用するのは良いことです。この記事を読んで、いきなり活用度が上がるってことは無いと思いますが、頭に入れておいて『そういえば…!』ということがあれば幸いです。
必要性が低い場面でもマメに使って活用法を身に着けておくことで、いざという時に助かった、ということもありますから、思い出した時に使ってあげると愛機も喜ぶのでは?と思います。
回転ベゼルを使わなくても、デザイン上のアクセントとして考えるのも当然良いと思います。この黒ベースに金文字とか、渋くて良いじゃないですか? 格好良いは正義ですよ(笑)
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