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2019年4月20日土曜日

トロピックタイプと呼ばれる時計ストラップとは何か?説明する

海外のフォーラムや時計の着用例を見ていて、気になっていたトロピックタイプと呼ばれるラバーストラップを個人輸入してみました。
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製

購入先はUncle Seikoです。

トロピックラバーストラップについて詳しく説明しているサイトが見当たらなかったので、今回購入した商品をベースに簡単に説明してみたいと思います。

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☆本日の時計

・Steinhart Ocean One Vintage Red + トロピックラバーストラップ



〇そもそもトロピックって?


 そもそもトロピックとは、過去に存在したラバーストラップ(ベルト)のメーカ名で、当時は、そのラバーストラップがダイバーズウォッチに良く使われていました。このあたりは、こちらを読んでもらうと良いかもしれません。


↑一応、当時物があるようですが、高いので推奨しません

 そもそもメーカ名なので、具体的なモデルや形状を指すわけではありませんが、現在では今回例示するようなタイプがトロピックと呼ばれることが多いです。
 組み合わせ例として良く見られるのが、Rolexのサブマリーナおよびサブマリーナ系デザインのダイバー、ビンテージダイバーズなどで、渋い雰囲気があり気になったので買ってみました。



〇Uncle Seikoトロピックラバーストラップ


 今回購入したのは、セイコーダイバーズのサードパーティーブレスやストラップを製造販売するUncleSeikoの商品です。基本的に直販の海外通販となります。

Uncle Seiko公式

 UncleSeikoは、セイコーダイバーズのカスタム・サードパーティー品では割と有名です。
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製 サブマリーナタイプ
表面が、麻布や帆布のような型押しがされていて、通気用の穴が開いています。
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製
サイドにワニの背のような凹凸があります。このあたりの細かな仕様は現在のメーカによって異なります。この凹凸をわざわざ付けているのはオリジナルなのか、当時物を再現した物か分かりませんが、これが滑り止めになって、遊冠から外れにくくなっており、なかなか良く出来ています。
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製 裏面
トロピック(Tropic)タイプ 時計 ラバーストラップ(ラバーベルト) Uncle Seiko製 バックル
裏面はワッフルのように凹凸があって、肌の密着面積を少なくして装着感を良くしているようです。穴の位置が凹凸部分にあるのも分かります。実際に長時間付けてみましたが、蒸れも少なくて案外快適でした。

 仕上がりとしては、まずまず、といったところで、バリも少し出ていますが全体的な雰囲気が良く、曲りや反りもなくて気に入っています。若干、穴が開き切っていない部分がありましたので、爪楊枝でグリグリしたりもしました。
 注意点としては、バネ棒用の穴が極太バネ棒用になっている点で、付属するバネ棒も、突起部分が太くてSteinhartに合いませんでした。(セイコーダイバーズにはフィットした) ですので、この点は要注意です。また、バニラ系の香りがつけられており、気になる人は気になるレベルですね…。この点も要注意です。



〇組み合わせ例


 Steinhart Ocean One Vintage Redに合わせた着用例です。今回、これを買ってみたのは、Steinhartをブレスで使うとサブっぽさが強くて雰囲気を変えたかったことと、NATOストラップにするとどうしても、ケース底部分に厚みが出てしまうのを避けたかったこと、夏場に気兼ねなく使えるラバーストラップが欲しかったことが理由になります。
Tropic Type watch strap by Uncle Seiko for Submariner homage

 NATOタイプと違って、時計と腕の間にストラップが無い分だけすっきりとした雰囲気となります。また、すっきりとして引き締まったデザインで、全体的に引き締まった雰囲気となりました。黒色がそのようなイメージに繋がっているのかもしれません。

あくまで『UncleSeikoの製品仕様の場合は』という前置きが必要ですが、チョイ長かなぁという感じ。私の腕は着用部分で18.5cmぐらい、ラグ間の縦方向長さが45mmちょいなので参考まで。ざっと調べてみた感じ、UncleSeiko製品が特別に長い訳ではないので、こんなもんかな、と考えています。



 一点、予想外だったことは、サブっぽさを減らしたかったのに、ビンテージのサブマリーナをカスタムして楽しんでいる雰囲気が出てしまい、相当なエンスージアっぽさが出てしまったかな?という点です。まぁ、そこまで気付ける人は稀でしょう(苦笑) 逆に、そう思う人がいたら話をしたいぐらいです。




〇トロピックタイプラバーストラップが欲しい場合


 今回、国内流通品を相当探しましたが、これだ!というイメージの物が見つかりませんでした。一応、トロピックの本物のNOS品がヒットしましたが、とても高価なので現実的ではありません。あえて、近い物を示すなら以下のような商品でしょうか。これらもちょっと違うので今回は見送ったぐらいですから、お好みに合うかは不明ですが…。

同じようなタイプを発売したり、UncleSeiko(もしくは同様のデザイン)を輸入して売る業者が現れることを期待しますが…、ニッチ過ぎますかね。

※追記
ミゾラーウォッチマンさんが良い感じの物を仕入れています

ミゾラーウォッチマン ウェブサイト


〇最後に


 Uncle Seikoの通販は実績もあるようで、対応も早かったし信頼もできると感じましたが、やはり海外通販ですので自己責任でお願いします。バネ棒の穴径の大きさや時計とのマッチ・アンマッチもありますからね。
 他社もいくつか販売されていますが、どこもマイナー・小規模メーカで海外通販が必須となります。ですので、このタイプが欲しいとなると、基本的なハードルが高めになってしまうのが悲しいところ。

 なお、ストラップは取り付けや製品自体が不適だと時計が落下するような事態になりますので、その点はよく考えた上で購入・使用することを推奨いたします。


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