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2018年4月27日金曜日

ダイバーズウォッチの魅力って何だろう?

SteinhartのOcean One Vintage Redはダイバーズウォッチです。ダイバーズとは言葉の通り、ダイバー(潜水する人)向けの時計となります。


高い防水性能などを理由に日常にも愛用している人が多いダイバーズウォッチについて、その魅力はどういう所に有るのか私なりに考えてみました。
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☆本日の時計

・Steinhart Ocean One Vintage Red


 日本国内でダイバーズを名乗ろうとすると規格があるため、200m防水で、この試験を通って、この仕様で…と細かく決められています。そのあたりに興味がある方は調べてみると面白いです。ただここでは、防水が100m以上は確保されており、メーカもダイバー向けやウォータースポーツをイメージさせるものを扱います。


〇ダイバーズの特徴って何だろう?


 ダイバーズウォッチの愛用者といっても、職業が潜水士の人は流石に少ないでしょうし、日常的に水に潜ったり、水に手を突っ込む必要がある人、というのもそんなに多くないかな?と思います。ダイバーズは要求を満たす機能のみが売りなのではなく、機能を持つ姿が恰好が良いと評価されているから人気なのだと私は考えています。(いや、当然のことを文字に起こしただけです。)

 ダイバーズウォッチに分類されるものの大雑把な特徴はどのような物でしょうか?

・頑丈そうで無骨な見た目
・回転ベゼルを採用した物が多い
・大きく目立つ夜行針・インデックス
・文字盤デザインはシンプルな方向で視認性重視
・太い針、太いインデックスなど視認性重視
・大ぶりなサイズ感と厚さ
・リューズが大きめ(ねじ込み式リューズも)

 モデルによっては、有る特徴と無い特徴など色々ですが、見える特徴だけを大雑把に分けるとこんな感じかなと思います。


〇ダイバーズに対する私の印象


 ダイバーズウォッチは元は潜水士の計測器や道具からスタートしているので、華やかさや端正さはさておいた、無骨で頑丈な道具っぽさがあります。この無骨で頑丈な感じの道具、というのは、男は特に弱いわけで、例えば、軍用マルチツール(ペンチ型やナイフ形のあれ)が格好良く見える、ということは誰しも1度ぐらいはあるのではないでしょうか? 逆に言うと、そのような無骨さに格好の良さを感じない人はダイバーズには興味を持てないかもしれませんね。

 そのような無骨さを失わず、各社が考えるダイバーズっぽさを求めたのが現在のラインナップだと考えて良さそうです。メーカもユーザ全員がダイビングに使っているとは思っていないでしょうが、使っていないからって『ぽくない』デザインに変えると『ダイバーズっぽくないぞ!』とユーザにお叱りを受けたりするでしょうから、そのあたりの各社の考え方の違いが時計に良く出ている、と思っても良いかもしれません。


 そのなかで、各社に共通する『大きくて目立つ夜行針・インデックス』に私は注目しました。この夜行ですが、暗い水の中での時間計測の視認性を保つ(チラッと見て瞬時に時間が分かる)ために、明るく大きな夜行が用いられている、というのが一般的な説明で、それは間違いないと思います。これが道具としての無骨さを演出しているのもうなずけます。


 ただ、私が注目した理由はほんの少し違います。先日、仕事にOcean One Vintage Redを使っていた際、日も暮れた残業時間帯に作業スペース間の移動で、照明があまりない暗い所を通る必要があったのですが、そこで時計をチラッと見ると、大きくハッキリとした光で針とインデックスが時間を知らせてくれていました。

 正直に言って、真っ暗闇で大きな夜行が絶対に必要という人は多くないでしょう。今の世の中、明かりに溢れていますし、注視しないと時計が見えない程の暗闇は都市部なら少ないです。
 それよりも何よりも、暗がりで明るく自己主張する夜行針・インデックスは『私はここに控えております』と言わんばかりの存在感で、明るさの中の光は心強さを与えますし、相棒のような愛らしさをそこに感じます。

 そんなこんなで私は、明るい夜光の光を見て、なんともかわいいやつな、などと、仕事で疲れてぼんやりしてきた頭でふと思ったりしたわけです。


 これをお読みの皆様は『こいつは何を言っているんだ?』と思われるかもしれませんが、私がそう感じたのだから仕方ありません。文字に起こすと『変な奴』っぽいですが、ここまでではなくても、多少、信頼感が増すような感じがするのではないかな?と思います。


〇最後に


 このような内容は、実際に使ってみないと分かりません。情報だけ追うと『大きな夜光で視認性が良い』で終わってしまいます。実際に使ってみると、見やすいだけではない心理面に与える影響もあるのでは?と考えた次第です。だからダイバーズは良いですよ、とは言いませんが、物は実際に使ってみないと『自分にとっての良さ』が分からないと思います。高価な買い物だと情報を集めたくなるし、集めることでリスクを回避できたりしますが、そこには書いていない使って初めて分かるメリット、というやつが、使い続けたくなる理由になるかもしれない、という視点を持ってはいかがでしょうか?ということで締めさせていただきます。


 ちなみに今欲しいのは、色々あるのですが… セイコーで絞ると、1stダイバーのトリビュート(?)が有力かな?と考えています。ちょっとイギリス海軍ダイバーっぽさもあったり。3rd(タートル)もセイコーダイバーっぽくて良いですが、全部は買えない…

 もしくは、最も小さいシリーズのブラックボーイ(ボーイズサイズ)も気になります。値段が値段なので仕上げもそれなりですが、安くてもすごいというのがセイコーらしさが合って好きです。



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