しかし、デザインが豊富過ぎるのでモデルを絞り切れないのが悩みの種です。(それはそれで楽しいのですが)
そこで今回は、私が腕によりをかけて選抜した『ビジネスシーンにマッチするセイコー5』を紹介します。種明かしすると私が『あ~欲しいなぁ』と物色したのをまとめてみた、という内容になっています。
※おすすめの1本買っちゃいました!
☆SNK357を買いました
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〇選抜の基準
モデルが多すぎるのでかなり厳しめに選りすぐりました。これ以外はお勧めしない、とかではありません! 基準はこんな感じ。
・極めてシンプルなモデル
・革ベルトに交換しやすい
・38mm以下ぐらいのサイズで
これだけ絞ってもかなりの数があります。セイコー5の悪いところは、型番で色違いモデルが探しにくい点で、そのあたりも併記してゆきます。
〇セイコー5について知っておきたいこと
ここで紹介するセイコー5は、7S26という低価格のセイコーに広く使われているムーブメントを搭載しています。私が所有するSKX013(レビューあります)にも搭載されています。このムーブメントは自動巻き(手巻き無し)、曜日&日付表示付、時・分・秒針という機能です。詳しい取り扱い方法や精度については、別記事にて紹介しています。
精度保証は-20~+40秒とそれなりで、アタリハズレがそこそこあるようです。ただし、日によってのバラツキは小さくて安定性があると感じています。
ケースや仕上げはお値段以上!というもっぱらの評判で、私も同感です。ただ、ブレスレットは価格なりで安っぽい質感です。これを革ベルトなどに変更すると、非常に質感の高い、1万円程度とは思えない時計に早変わりするあたりが、セイコー5が人気の理由のひとつとなります。
早速変えてみた図 |
以上のようにコストパフォーマンスが良く、機械時計との付き合い方を学ぶのにおすすめだと私は考えます。(機械時計が初めての人は、こちらの扱い方をよく読んでくださいね)
※更新情報
2019年3月の在庫状況をもとに記載しています。当初と状況が変わったものは文章も変更を加えていますので、ご了承ください。
〇SNKE83(シルバー) SNKE85(ブルー) SNKE87(ブラック)
張り出しの少ないケースサイド、太めのラグ、夜光インデックス、バー状で太めの針のデザインで、セイコーのビジネスウォッチの王道デザインを持つSNKE83。グランドセイコーはドーフィン針(先が尖った針)を使う点が異なるが、かなり良い雰囲気を持っている。
セイコー5に多い、ブルーとブラックがランナップされていて好みに合わせて選べるし、共に入手しやすいのも良い。個人的な感想を言わせてもらうと、最もベーシックなデザインだと感じる。
普段はクロノグラフやG-SHOCKを愛用する人が、フォーマル度の高い場面用に1本選ぶというのであれば非常にマッチする1本。個人的に一押し。セイコー5ならではの遊び要素は低めなので、バリエーションとして選ぶなら他も選択肢になるかも。
比較的新しいモデルで、バックルがプッシュバックルな点も評価が高い。
〇SNKL41(シルバー) SNKL43(ブルー) SNKL45(ブラック)
先のSNKE83等と違い、針は先端が尖ったドーフィン針。夜光の乗っていないバーインデックス。こちらもビジネスウォッチの王道デザインとなっている。シルバーとブルー、ブラックがラインナップされるが、ブルーは人気なのか品薄の模様。フォーマル度が高い場面用の1本として活躍してくれる。実は以前、ブルーを買おうかかなり悩んだ1本。
〇SNXS73(シルバー) SNXS77(ブルー) SNXS79(ブラック)
文字盤と針はSNKE83に似ており、ケースがブレスレット部との繋がりの良いエッジの効いたデザインとなったSNXS73。シャープさやスリムさが売りで、ブレスレットとの一体感は他に無い魅力。また、パッと見た感じ、コンパクトさがあるデザインに仕上がっている。こちらも普段使いからフォーマルまで幅広く対応してくれる。
〇SNKD97(シルバー) SNKD99(ブルー) SNKE01(ブラック)
ベゼル部分に分表示があるエクスプローラⅡ風のデザインのSNKD97。人気もあるのか取扱店舗が多い。少しスポーティーな雰囲気となるが、これぐらいなら、若い人が友人の結婚式に行くのにも十分対応可能と個人的には思う。SNKD99のブルーのモデルも綺麗だし、エクスプローラに無いブルーなので、ある意味違いが出て良いかも。
ちなみに、ビジネスから少し離れるがSNKE03というオールブラックのモデルもある。これはこれで格好良い。
〇SNK355(シルバー) SNK357(ブルー) SNK361(ブラック)
☆SNK357を買いました
文字盤にセイコー5の盾マークが並んだデザイン。(分かりやすい写真を掲載しているショップを選んだので是非見てください!) かなり奇抜に見えるが、ロゴをビッシリと並べるという手法はグランドセイコー等でも使われたセイコーの由緒正しいデザイン。友人がシルバーのSNK355を所有しているのだが、ロゴが悪目立ちせず、うっすらと文字盤の濃淡となって高級感が出て好印象。このデザインの背景を知っているとニヤリとしてしまう。
ビジネスやフォーマル向けにメインの時計を所有する人が、サブに使うのにセイコー5らしさが有って良いと個人的に考えている。一時期は在庫が枯渇していたが、やっと復活してきた模様。
〇SNK809(ブラック)
元はミリタリー系のデザインで24時間表記がある。これぐらいならばビジネスにもマッチしてくれる。(フォーマルにはちょっとアンマッチかな) このモデルの良いところは、革ベルトやキャンバス生地のストラップ、NATOタイプストラップを選ぶことで、ミリタリーテイストを強めたりビジネス風に使ったりと幅広く楽しめる事だろう。
ワンサイズ大きくなるが、デザイン的にはSNZG13の方が好み。
〇SNK571(ブラック)
カラーバリエーションの多いモデルだが、その中でブラックをチョイス。24時間計の赤文字がアクセントで良いと感じる。SNK559(ホワイト)や、金ぴかのSNK574等も選べる。
ブラックでシンプルな文字盤に、赤い秒針と4時までの24時間が赤文字になっていたりして挿し色が格好良い。どちらかというと、フォーマル系しかなかった時代にスポーツウォッチというジャンルが枝分かれした頃のデザインのような雰囲気があり、結構好み。
〇SNKK65(シルバー)SNKK71(ブラック)
ここまではラグがブレスレットに自然につながるようなデザインのトノー型(?)をピックアップしたが、丸型のデザインも豊富。紙面の都合上、SNK65のみ紹介する。
根元がくびれ、細めでエッジの効いた針とバーインデックスはシンプルなビジネス時計の要素がある。こちらも革ベルトに変更することで、かなりフォーマルなシーンにも対応可能。
〇SNXM19(ブラック) SNXM17(ホワイト)
ここまでは、革ベルトに変更しやすいラグ形状のモデルを選んできたが、個人的にどうしても紹介したいということでピックアップ。ブレスレットに自然につながった形状とラグ形状、また、ブラックでシンプルな文字盤に細く真っ直ぐな針は、往年のミリタリークロノグラフの雰囲気があり非常に格好良い1本。これは…欲しい…。これで秒針が赤とかなら好みを直撃されていた感がある。
〇最後に
節操なくピックアップしましたが、これでもかなり絞った方です。それぐらい豊富なラインナップに多様性のあるデザインを持つメーカもなかなかありません。しかも、それらが1万円前後で買えてしまうあたりはセイコー5の魅力と言って良いでしょう。
最初に書いた通り、セイコー5は機械時計初心者には機械時計との付き合い方を学ぶ上で非常に良いシリーズです。また、複数本所有する時計好きも唸るような魅力にあふれるところもまたすばらしいと感じます。
時計好きはお好きにどうぞという感じで、機械時計を買ってみたいけど、色々心配が…という人は、資金に余裕があるのならセイコー5あたりから入門してみるのは良い選択だと感じます。
そしてどうぞ、いらっしゃいませ。機械時計の魅惑の世界へ。
※おすすめの1本買っちゃいました!
☆SNK357を買いました
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