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2018年11月11日日曜日

勝手なカテゴライズによる悲劇

私、缶コーヒーが好きです。
正確に書くと『缶コーヒーという飲み物』が好きです。そして、それはそうとしてコーヒー豆から抽出されたコーヒーも好きです。コーヒーが好きだから缶コーヒーが好きなのではなくて、あの甘ったるい妙な飲み物が好きなんですね。

そんなことを考えながら、ショッピングセンターの端の休憩スペースで缶コーヒーを飲んでおりました。


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☆本日の時計

・OMEGA SEAMASTER Ref.166.0167



 缶コーヒーについては先に書いた通り、あれはああいう甘ったるい飲み物として好きです。缶コーヒーのブラックは糖分などを気にしたり、長時間手元に置いておいて口を潤す飲み物とする場合に選んだりする程度で、味はあまり好みではないかもしれません。

 私の好みはともかくとして、コーヒーがお好きな方で、缶コーヒーなんて認められない、という方はいらっしゃるのでは?と思います。その気持ち、大いに分かります。が、缶コーヒーは缶コーヒーという飲み物なのだから、コーヒーと同列に、いわばコーヒーを缶コーヒーの水準まで下げて論ずる必要は無いと感じます。


 缶コーヒーに限らず、他の分野でもあるのですが、自分で勝手にカテゴリーとその中に入るための定義を定めて、そのカテゴリーに分類される名前を使っているけど定義から外れているから変だ!という論調だと、私は感じます。
 でもそれって、缶コーヒーと向き合ってないですよね?

 実際美味しくない缶コーヒーもありますが、まぁそこそこ美味しいものも最近は多いです。その美味しい何らかの飲み物として検討されていれば、本来は評価されたりしないのかな?などと思う訳です。


 時計を見てみましょう。
 高価な時計は仕上げが素晴らしく、機械も凝っていて価値があると思います。(物に対して高すぎる感じはありますが相場ってものもありますしね)
 一方、1000円も出せば腕に巻き付ける時間を測定できる物は買えてしまいます。

 これらは広いカテゴリーで共通、缶コーヒーなら飲み物というカテゴリーでドリップコーヒーと共通ぐらいなもので、もっと狭い嗜好品としての時計カテゴリーに安価な時計を入れるのは無理があると思います。

 私のブログを見てもらっていればわかるかもしれませんが、私は安価なカワイイ時計も大好きです。しかしそれらを今日着用していたオメガと同カテゴリーに扱うのは無理があると感じるわけです。 (このシーマスターも高級時計にはカテゴライズされずに、実用時計あたりに入りそうです)

 しかしそれぞれは面白く、魅力がありますし、それぞれに工夫も感じられます。高価な時計のみが価値があると考えてしまうと、そのような安価な時計にしかない魅力という物を見逃しかねません。(とはいえ、そういう人々は、安価な時計に隠れた魅力には興味ないのだと思いますが)


 結局何が言いたいのかというと、勝手に決めたカテゴリーから外れているからといって興味を持たないとすると、案外大切なものを見失うのではないか?と思ったりしています、ということです。


あ~そうそう、もう一点。

 CM等で『ドリップコーヒーのような』というような売り文句が出ていたりしますね。缶コーヒー肯定派の私でも、それは無いでしょ、とか美味しくないコーヒーと同等なのでは?と思ってしまうほど隔たりを感じます。
 作っている側は隔たりについて良く分かっているはずです。なのにそれを超えたかのように声高に言うのはいかがなものか、と思うことが多いです。おそらくこの先何年も、今回の新作は本物を超えた、と言い続けるのではないか?などと思ってため息が出ます。




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