ダイバーズウォッチの魅力は大きく力強く、タフな印象という点で、少し大きめが良いとは思いますが、42mmを超え始めるとやはり大きすぎる、と感じることもあります。
そこで、とりあえず40mm以下ぐらいの小さめのダイバーズウォッチってどんなのがあるのか?を調べてみました。
思っていた以上に多様なラインナップになりましたが、高価格帯のブランドアイコンっぽいモデルはほとんどないなぁと感じました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
※追記
最終的にセイコーのSKX013を購入しました。
2020年7月更新
リンク切れの修正+廃番モデル削除+文章見直しなど
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☆本日の時計
・Seiko SKX013
〇はじめに
日本においてダイバーズウォッチと言うと、色々な機能上の決まり事などあるのですが、そういうあたりは横に置いておいて、防水性がそこそこあって、私が独断と偏見でダイバーズっぽいよね?と思えるデザインの物をピックアップします。
⇒ダイバーズの回転ベゼルって何のための物?って解説もあります
☆セイコー ブラックボーイ ボーイズサイズ SKX013(38mm)
低価格帯のダイバーズウォッチを語る上で避けれないセイコーですが、かなり大きいサイズが主流です。そのなかでこのモデルは38mmとなります。
デザイン上のバランスが良く、腕へのマッチングも良いです。ブレスのデザインは良いですが、重厚感は無い軽い感じ。それが良さでもあり欠点でもあります。生産量が少ないのか廃番が近いのか、入手難で以前より値段が上がってしまいました。
※追記
セイコーのSKX013を購入できました。
☆セイコー ファーストダイバーリイシュー SBDC101(40mm)
私の2020年7月現在のイチオシです。
全体的に大柄なセイコーのダイバーズの中で、数値では40mm程度であり、引き締まってキレのあるデザインに、比較的薄く、また着用時に薄く感じやすいデザインで、数値よりもコンパクトに感じます。しかも、縦方向に短いので、腕が細い人でも飛び出しにくく、着用時のマッチングが良いです。
防水性能も申し分なく、パワーリザーブは約70時間と、この価格帯ではトップクラス。仕上げも良いです。
黒文字盤に金文字+ラバーストラップモデルもあります。
☆アルバ AEFD530(38mm)
なかなか雰囲気が合ってよさそうですね。
黒ベゼルはラバーで、シルバーベゼルがブレスモデルと、逆の組み合わせが欲しい人には悔しい仕様…。2つ買って入れ替えるなんて技もありますが…。
ビンテージっぽい革ベルトやNATOタイプストラップに変えるとぐっと雰囲気が出ることが多いですので、そういう遊び込みで良い選択になりそう。38mm。
☆ORIS アクイス (39.5mm)
同じような形状でサイズ違いがあるので要注意です。
オリスはダイバータイプを多くラインナップしています。このアクイスはオリスのモダンダイバーの主力商品です。43mmと39.5mm、レディース向け36mmがあります。しかも300m防水という本格仕様。
オリスはモダンなデザインで独自の世界観を出しており、かなりデザインに力を入れているのを感じさせます。ハイテク系のマウンテンパーカーやスポーツスタイルには似合いそうです。
オリスは価格の割に出来が良いとの評判も聞きますし、このダイバーズを含めて独自デザインを多く輩出しているので気になるところです。
一点、ネガポイントを書くなら、ラグ部分が独自形状で、専用ブレスおよび専用ストラップしか付きません。オリスよ、そこはなんとかしようぜ…。ちょっと残念ですが、このデザインが気に入った人は良い選択になるかも。値段も悪くない範囲ですね。
↑こちらが36mm。腕の細い方ならば36mmでもマッチする可能性があります。特に、このグレーカラーはシックな雰囲気となって36mmというサイズ感と良く合いそうで気になります。
☆ORIS ダイバーズ65(36mm)
同じくオリスのダイバーズで、過去のデザインの復刻とのこと。文字盤色やベルト・ブレスの組み合わせが色々とありますが、最も気になったのは↓のブラック文字盤+ゴールドレター+トロピックタイプラバーバンド(参考記事)ですね。
どの部分からも渋いビンテージダイバーの雰囲気を漂わせており…これは渋い…。防水性能は100mと少し物足りない感じはしますが、それが気にならず、ビンテージテイストが欲しい人は良い選択になりそう。
↑ブレスもあります
☆ハミルトン スキューバオート(40mm)
ハミルトンもコストパフォーマンスの良さなら負けていません。
ハミルトンは老舗かつ独自デザインを多く輩出し、ベンチュラなどのオールドアメリカンな雰囲気を持つデザインから、非常にコンサバなビジネスウォッチからミリタリーウォッチまで幅広く展開しております。私はハミルトンの世界観が好きです。
さてこのスキューバオートは、100m防水と控えめですがデザインが良いです。しかも色違いが色々ありまして、オレンジなんかはハミルトンのイメージカラーにもなっていますからなかなか良い雰囲気です。40mm。
☆オメガ プラネットオーシャン 600m(38mm)
現在買えるダイバーズウォッチの中で、性能と価格とのバランスを考えれば最強クラスと言って良いのではないでしょうか?
このオメガのシーマスタープラネットオーシャンは(もっと大きいモデルもありますが)このモデルは38mm。ラグ幅も18mmと狭めでバランスも良いです。ただし、さすが600m防水の厚みはあります。
知名度は最強クラス、性能もトップクラス、しかもクロノメーターで、さらにこのモデルならチタン製で軽い。う~ん、あらためてオメガすごいな。
600m防水まで欲張らなければ300m防水で36mmというモデルもありますので、腕の細い人で本格ダイバーが欲しい人はかなり有力な選択肢になりそう。こちらは某工作員が使っていたモデルに近くなるので、スーツに合わせても悪くないという印象です。
試着経験があり、普段使いに気軽に付き合うなら良い時計だな~という印象を持ちました。一度は買ってみたい定番モデルですね。
☆ロンジン レジェンドダイバー(36mm)
現在良く知られるサブマリーナ系ダイバーズとは全く別の系統のダイバーズウォッチなので、見慣れないデザインだと思いますが…。実は、いくつかあるダイバー系のデザインの中の有名なデザインなのです。
こちらは1960年に製造されたダイバーズウォッチのサイズ感そのままに300m防水になってリメイクされたモデルです。
サイズ感やクラシカルなデザインから、普段使いのスポーツウォッチとしても使いやすそうで、かなりグラッときています。
この記事を書いた後に知人が持っていることが判明して見せてもらいました。なかなか良いんですよ。サイズ感のバランス感覚と無骨さとスマートさが両立しているように感じます。
☆ロンジン スポーツ コンクエスト(39mm)
ダイバーズっぽくはないですが300m防水で性能は抜群で39mmです。値段もなかなかお値打ち価格。独自の雰囲気のあるデザインでなかなか格好良いですね。
実はこのモデルは知らなかったのですが、Twitterでフォローしている人が買っていて、その人が良く写真をアップしており、綺麗な時計だなぁと思って調べて知りました。
ダイバーズっぽいダイバーズウォッチを買おうとするなら外れるかもしれませんが、スポーツ系なら良い選択だと思います。針もスッキリしていますが力強くて良いです。
☆ロンジン ハイドロコンクエスト(39mm)
こちらはクォーツになります。多くの人がイメージするダイバーズらしいダイバーズで、39mmのサイズ感が良いです。41mmモデルは機械時計の自動巻きモデルになります。防水性能、ネームバリューの割に価格が抑え目で、クォーツで良い、もしくはクォーツの方が便利と感じる方には良い選択になりそう。
〇おわりに
はあ…。記事のためとはいえ、各メーカーのラインナップをくまなく見てゆくのは目に毒です…。ダイバーズだけではなくてビジネス系ウォッチで欲しいのに目がいったり…。
SKX013を購入した私が、コンパクトサイズなダイバーズの購入を再考するとすると…オリスのダイバーズ65、ロンジンのレジェンドダイバーあたりが有力です。オメガ シーマスター300は一度は買いたいとも思いますが、今じゃなくても良いかなぁ…などと…。
時計の1mmの差はかなり大きい差に感じます。また、40mmを切ってくればジャケットスタイルにも合わせやすくなってきます。そういう観点で、いつでもこれ1本(フォーマル除く)というのであれば、コンパクトなダイバーズは良い選択になるのかな?と私は思っています。
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